本作の主人公。明るいだけが取り柄の何処にでも居る娘。
１０歳の時に交通事故で生死の境をさ迷うも、九死に一生を得る。その事から、自分を救ってくれた医療の世界への恩返しの意味で看護の道を選ぶ。
事故の加害者の影響からか、男性恐怖症気味。事故の後、撫でることで相手の患部の痛みを緩和する「癒しの手」という力を得たと周りに言われるが、本人はプラシーボ効果だろうと本気にはしていない。
わたし、バイタルサイン、測定するの
忘れてました……
今年の春から、百合ヶ浜総合病院で働くことになった、新人の看護師です。
まだまだわからないことだらけですが、よろしくお願いします！
かおりが入職する病院の内科主任。
まだ新米のかおりをことさら厳しく指導し、かおりに恐れられるも、その根底には愛情が秘められている。
汚部屋住人＋料理できないなど、家事一般が壊滅的の典型的な仕事人。
美味しいものは、一度に食べちゃうのが
もったいないでしょう？
百合ヶ浜総合病院の内科で、主任看護師を務めさせていただいています。
時には厳しいことを言うかもしれません。
しかし、看護師は人の命を預かる仕事です。そのことを常に心に留め、精勤してください
かおりが入職する病院の一期先輩で、かおりの高校時代の憧れの先輩。
高校時代はかおりと共に生徒会に所属し名コンビと学園で話題になった。
かおりの「プリセプター※」を命じられ、またコンビ復活だねと喜ぶ彼女にはしかし、かおりに対して秘めた想いが……。
※看護師のプリセプター制度 指導する先輩看護師をプリセプター、指導される後輩看護師をプリセプティーといいます。
ごめんなさい、なぎさ先輩って
言ったらやめてあげるわ
去年から百合ヶ浜総合病院で看護師として働き始めたので、今年で二年目。
沢井とは高校時代、先輩後輩としてやってきたけど、まさか、看護師としても先輩になるとはね〜。
たったの一年だけど、先輩として、恥ずかしいとこは見せないようにしなくちゃね！
かおりの病院に入院してくる娘。
かおりを初対面から敵視するもかおりは身に覚えがなく？？？。
事あるごとにかおりに食って掛かる彼女には何か秘密があるらしく……。『再生不良性貧血』という大病を患っている。
とくに話すことはありません
かおりの病院の先輩ナース。
職場では、主任であるはつみと新人であるかおり、なぎさの橋渡し的なポジションとして良い姉貴分を務めている。
看護婦としての仕事はきっちりこなすが、仕事より私生活より趣味の活動を重視し、チームワーク何それ？ 的な行動も時折見受けられる。
歳は２６で、主任の三つ下になりま〜す。
主任との縁があって、今は百合ヶ浜総合病院で働いてます。
ま、なんだかんだで居心地がいいんで、今しばらくは、やっかいになろうかと思うてます。
ま、そんな感じでよろしゅうに
元気なんだけど空回りが多い、どじっこ気質の患者。
気持ちの元気さとは裏腹に、病弱で、現在はネフローゼ症候群の治療でかおりの病院に入院中。
高校生だが見た目や言動の幼さから、中学生に見られてしまうことが多い。
いいにおいがする……
といっても入院しているんで、学校には行けていないんですが……。
でもでも、病院のことなら任せてください！ 自慢じゃないですけど、ダテに入院生活長くないんです！
って……ほんとに自慢じゃないですね……
百合ヶ浜総合病院内科の奥の個室、３１０号室にずっと入院してるらしい、中学生位の謎の少女。
「病室の主」と呼ばれているが、部屋にこもりきりでその姿を見ることは、たとえ看護師でも少ないと言われる。
現在、百合ヶ浜総合病院内科に入院中。
……以上。
