紀元前1044年、中国最古の王朝である商王朝が滅亡した。
周の国の武王は、商の王都である歌城を攻め、暴君として悪名高かった商の紂王は、王都を見下ろす摘星楼に登り火を放った。こうして紂王は焼身自殺し、商王朝は滅びたのである。
しかしまさにその紂王の死の時、紂王に仕えた太師である聞仲は、その強力な法力を使い、紂王の復讐の念を集め、これを持って人間界を離れた。将来、再び王位を奪回しようと目論んだのである。
紂王の残した復讐の念は非常に強く、これに聞太師の法力が加わったため、本来平行して存在していて、決して交わることのない人間界、獣界、鬼界に、行き来可能な、交錯する裂け目が生じることになる。
この裂け目を通って、多くの魔物が流れ出し、また同時に時空の流れも乱れ、多くの異なる時代の人々が同じ空間に引き込まれたのである。
この裂け目を通って人間界に入った妖怪や悪鬼は、聞太師の支配下にある。
聞太師は多くの魔獣軍団を組織し、人間界と地獄で活動させたので、いたるところに苦しみが発生した。


こうした魔物たちを退治したい、庶民をこの災いから救いたいという勇者がいないわけではなかった。
しかし魔物たちはみな魔性が強く、勇者に相当強い自己拘束力がなければ、手中の刀にたっぷり付いた魔物の血により、 勇者自身が魔物となり魔界へと堕ちてしまう。
また同時に、魔物を退治していくと、刀の魔性は絶え間なく増加して行く。これを制御するためには、人類特有の善行を合わせて行っていかねばならない。
こうして、さらに魔性の強い魔物と対峙するためには、手中の刀を存分に操れる能力が必要とされるのである。


プレイヤーはこの世界を救うべく立ち上がった、別の時空から来た勇者となる。
そして、この世界から魔を駆逐する過程で、3つの世界を経験することになる。
それぞれ人間界(平原)、獣界(雪原)、鬼界(地獄)だ。


まず人間界に降り立った主人公は、魔物を退治すると同時に、第一の「7聖霊」の試練に遭遇する。「仁」の聖霊を獲得するこの試練を通過して、初めて、主人公は獣界に侵入して、さらに強力な魔と戦う資格が与えられる。


獣界での主要な任務は、残る「7聖霊」、すなわち「忠」「孝」「愛」「義」「信」「勇」の聖霊を獲得し、その本当の意義を理解することにある。
これらの任務を達成することで主人公は、鬼界に入って行き、魔性に囚われない能力を得ることができるのである。
獣界で主人公は、多くの人間の高貴な行いを知り、これらの高貴な行いは、主人公が鬼界に進入できる護身符となる。

鬼界で主人公は、すでに死亡した人々の霊魂に出会い、またこれらの人々の身の上に起こった、数々の奇怪な事件に遭遇するだろう。
でもこれらはすべて人類の下劣な行いの一部分であり、主人公は人類の善悪に対して理解を持った後、
完全に兵器の魔性にコントロールされなくなり、手中の兵器を操り、最後の魔王・紂王と聞太師に対抗する事になる。

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