ごく普通の高校生の主人公五十嵐翔は、突然出現した「時空の狭間」に吸い込まれ、異世界に引き込まれてしまう。
異世界…、それはつい先ほどまで翔が生活し唯一と信じていた世界と瓜二つ、まさに「映し鏡」のようにそこに既に存在するパラレルワールドだった。
いつもの見慣れた街並みで人々は暮らし、毎日通った学園にはいつもの同級生たちがいた。そして…、翔自身(と思われる者)までもが、そこには存在した。
今、この学園は大きな脅威に晒されてるという。学園周辺は謎の結界により封じ込められ、魔物が生徒たちを誘拐するのだ。
自分はなぜ時空を超え、二つの世界を行き来してしまうのか?この世界のどこかに、自分が異世界に引き込まれた理由があるのか?今こちらの世界で起きている事件が関係するのか?次々と浮かぶ疑問と謎を解決するために、翔は自分自身のもうひとつの存在と、同級生たちと共に、冒険を開始する。