Guys&Dolls Legend of the Harpyiai Mercenaries
 
 新兵諸君!まずはハルピュアイ傭兵隊入隊おめでとう。
私がアキラ=マユズミ中尉だ。

 諸君が、どういったいきさつで我が隊に入隊を希望したかは知らないが、入ったからには容赦なく行かせてもらう。覚悟しておくように。

 さて、ここでは私から、我が隊の特徴、『縦スクロールシミュレーションゲーム』
というものに関して説明させてもらう。

 ・・・つべこべ言わず体で覚えろって思うんだけど、ハリーがうるさいし、まぁ、君達の初陣まではまだ時間もあることだし、ざざっとやるから、ちゃんと聞いてろよ。

 Guys&Dollsは諸君も聞いたことがあるだろうが『縦スクロールシミュレーションゲーム』だ。

 シミュレーションゲームの新ジャンルとして工画堂スタジオと我が隊が皆に提案するこのシステム、従来の「戦術」シミュレーションや「戦略」シミュレーションをイメージしてもらうとちょっと勝手が違うだろう。
なぜならGuys&Dollsは、「シューティング」シミュレーションだからである。

  皆はシューティングゲームをやったことがあるだろうか?
前後左右から現れる敵機を攻撃しつつ、敵弾をかわす・・・そう、あのシューティングゲームだ。

 Guys&Dollsがシミュレートするのは、あのスリルとスピード感あふれるシューティングゲームなのである。
ま、ちょっと想像が難しいかもしれないので、とりあえず次の二つの点を考えてみてくれ。

 まず、シューティングゲームで一番厄介な部分、「時間の進行」をコントロールできるようにした。
Guys&Dollsでは、時間を1/6秒というきわめて短い単位で細切れにし、自由に流したり止めたり出来るようにしたわけだ。
 これによって、乗員(プレーヤー)は、敵機や敵弾の動き、進んでいる方向や速度をすべて考えた上で行動できるようになる。
止まっている敵なら、簡単に撃ち落とすことが出来るだろ?止まってる弾なら、避けるのはカンタンだ。
それこそ「鼻先で敵弾をかわしつつ攻撃」なんてことが可能になるわけだ。
これがまず一点。

 次に、3機のパワードアーマー(ロボット)を乗員(プレーヤー)が同時にコントロール出来るようにした。
つまり攻撃力は単純に3倍。画面端の大砲を攻撃しながら、逆端の戦闘機を迎撃、かつ、後方からの攻撃に対処、という立体的で複合的な攻撃を、皆がたった一人で操作出来るようになったわけだ。
これがもう一点。

 
「1/6秒という細かな行動の積み重ねで、大胆でスマートな動きや攻撃を創り上げる」という事。
ギリギリまで無駄を落とされ吟味された動きは、単なる殺戮行動から一種の美へと昇華しく。

 戦場を華麗に舞う3機のパワードアーマーに命を吹込むことが出来るか?
それは諸君達の双肩にかかっているわけである。



 これがざっとの概要だ。理解できただろうか?
私自身、あまりコトバで理解するってタイプじゃないんで、うまく説明できたかどうか・・・まぁ、あとは実地訓練で感覚はつかんでもらいたい。
諸君の活躍、期待している。がんばってくれ。

じゃ、次は日常業務(ゲームの進行)について、ミッチェル中尉から説明があるので。
メグ。よろしくね。


Powered by KUMA-SAN & KURONEKO-SAN TEAM (KOGADO STUDIO,inc.)