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. (Last
updata 2002.04.03) |
オムニ連邦とサイフェルト共和国との戦争は、停戦条約の締結という形で幕を閉じたかに見えた。
しかし、それは新たな戦いの幕開けに過ぎなかった。
停戦から9ヶ月が経過した2651年10月、サイフェルトは突如国境付近の自治区においてオムニ連邦による無差別大量虐殺の「事実」を発表。
当然、連邦政府はその発表を強く否定したが、サイフェルトは一方的に治安維持の名目を以って、自治区への自軍派遣を強行した。
これを事前に察知できなかったオムニ連邦軍は駆逐され、暫定自治政府 ―もちろんそれは傀儡政権であった― による独立とサイフェルトの庇護下に入る事を宣言。
オムニ連邦は猛烈な抗議をしたが、サイフェルトはそれを全て無視。業を煮やしたオムニ連邦はすぐさま2個師団を投入、サイフェルトも対抗戦力を投入し事態は全面衝突は免れない状態となった。
1年に満たない仮初めの平和はいとも簡単にその終わりを告げ、ここに再び戦渦が惑星を覆うこととなった…
サイフェルトによる電撃的な侵攻は、北ファーデリック大陸を半分、南ファーデリック大陸は2/3を陥落するにいたったが、前回とは違うオムニ連邦の迅速な対応は侵攻をそれ以上は許さなかった。
そして地力で勝るオムニ連邦は、着実に戦線を押し戻していった。
開戦とともに再呼集された第177特務大隊DoLLSも、この戦渦の中を駆け抜け、いくつかの重要な任務を成功させていた。
ゴールドマン博士救出作戦<コードネーム:ザ・アルゴル>終了後には、南部・北部戦線は双方手詰まりとなり、開戦から半年、戦線は完全に膠着していた。
この状況を打破せんと連邦軍上層部は、北は内海と呼ばれるシャマイン湖から、南はボイル平原までの中央戦線において大規模攻勢作戦を立案、実行に移そうとしてた。
この大規模攻勢作戦において、統合作戦本部よりDoLLSに対し指令が下された。
内容は攻勢作戦の先鋒として敵前線基地への強襲。 そして、事態は急変を迎えるのであった… |
■年表
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2642年 7月:サイフェルトの宣戦布告、開戦
2643年 5月:サイフェルトの優勢のまま戦線の膠着、以後6年間戦線は停滞
2649年 2月:戦意高揚のための慰問部隊として「DoLLS」再編成計画発動
2649年 6月:当初の予定とは違い、第177特務大隊DoLLSとして再編
2651年 2月:停戦条約締結
2651年 10月:サイフェルトの「新事実発表」両者の間に緊張が高まる
2651年 11月:停戦条約破棄、開戦
2651年 12月:DoLLS再編
2652年 5月:ザ・アルゴル、北部・南部戦線は膠着
2652年 6月:双方の中央戦線大規模攻勢作戦発動。
タッチの差でサイフェルトの優勢から開始
2652年 7月:メリキャニー攻防
2652年 8月:中央戦線攻勢作戦、オムニ連邦の勝利で終わる。
以後サイフェルトは主導権をとれなくなる。
2653年 3月:オムニ連邦の勝利で終戦
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