とうとうこの日がやってまいりました。勝負の日「DreamParty東京 2006春」

何が勝負かと申しますと、夏冬の大祭典とは違い、春秋に開催されるこのイベントは、新作グッズも控えめで、どちらかというとまったり和やかに智天使コンテストなどを楽しみつつ、越えられない壁向こうの大混雑とステージから流れてくる電波にも似た大音響を生暖かい目で見守る・・・というのが常でありましたのに、今回何をトチ狂ったのか、ゲストを6名もおよびしての一大ステージを組んでしまったものだからもう大変。

今日は、そんなこんなを赤裸々に綴った、題して「フェールYOKOの一番長い日 in ドリパ東京」を皆様にお届けいたします。

◎5/3 イベント前日

 夕方から吉祥寺のユザワヤに買出し。
ミチルのコスチュームの部品に使う布や、ぴあのたんを飾るケース、額縁5つなど、いろいろ買い揃える。超重いんですけど(涙)
ひいこらいいながら会社に戻ると、会議室で旅人Aこと北川室長がステージに飾るPOPを作っていた。等身大?に印刷したアストラッドやミチルをハレパネに貼ってカッターで切り抜くだけだけど、かなり慎重にやらないと綺麗に仕上がらない。・・・うーむ。なかなか器用なヤツだ。

PM10時。
 
物販商品の準備をはじめる。新作のテレカも届いたし、ばっちり。しっかし結構品数増えたなぁ。

PM11時。
 ブースに展示する皇さんとむーさんの原画を額にセット。おおおお、真近で見ると一段と素敵。額に入れると更に絵が引き立ちます。指紋をつけないよーに、神経使って作業しました。

PM12時。
 予約していたレンタカーを借りてくる。
  「Dreamparty」は、いつも夜中の2時から搬入開始っ!とか、とんでもないスケジュールで有名だけど、今回はなんと朝の5時から。諦めて当日搬入に賭ける。
いや、5時だって当日だけど。

AM0時。
 品書きとプライスカードを作っていたら、音楽プロデューサーの室井さんから明日のライブのカラオケとフルコーラスバージョンのデータが届く。今、Mix終わったばかりらしい。遅くまでお疲れさまですm(_ _)m
 試しに聞いてみる・・・・・こっこれは・・・・あまりにもタイプの違う2曲に戸惑う。それに「パレドゥレーヌ」主題歌、コレは難しいだろ!これを舞台で歌いきるには、相当な度胸が必要だぞ〜・・・・岡本さんも眠れぬ夜を過ごしていらっしゃるのだろーかとちょっと想像してみた(笑)。
お肌にサムゲタン?????

AM2時。
 進行台本を15部プリントする。足りなかったらどーしよう・・・

AM3時。
 全ての荷物をレンタカーに積込み、本日の作業終了。

これから晩御飯を食べて、家に帰って、寝て、AM5時半起床だと、何分眠れるかなぁ(涙)


・・・・・そして・・・・・

◎やってきました!「DreamParty東京 2006春」当日!

 ちょっと曇り模様の空、気温も湿度もちょうどイイ感じ。早速車に乗り込みます。
 GWの首都高は、やっぱ空いてますね〜。会社がある高円寺からビッグサイトまで30分で着いちまいましたよ。いつもこうだといいんですけどね。

 8時半ごろからステージリハ。前もって提出していた進行にかなり変更を加えてしまっていたので、舞台監督さんとPAさんの頭を軽ーく?かかえさせてしまいました。
すみませんすみませんm(_ _)m

 リハ後は大忙し。10時30分の開場時間までにブースを飾り付けないと。
 イラスト&フィギュア展示スペースも、即席ながらなかなか良い感じでイイヨイイヨ〜。この日の為になんとか印刷間に合わせた「KOGADO 2006SUMMER CATALOG」もセット完了。

 開場5分前になったので、スタッフ全員集合して朝礼。各持ち場担当が注意事項の伝達などをするのだけど、桜ふみさん(ぴあのたんの衣装バッチリ似合ってるぜ!)はじめ、皆ステージの進行が不安な様子。そりゃー、新作お披露目だし、声優さんを6人も呼んでの一大イベントなので、不安じゃない方がオカシイよね。特にふみさんはステージ司会で、一番出番が多いので、誰よりも緊張気味。がんばれっ!君ならできる!

 そして、いよいよ開場の時。会場内がどんどん人で埋め尽くされていくけど、うちのブース前は相変わらずまったりムード。壁向こうに羨望のまなざしを投げてみたりする。
 それでもちらほらお客様が立ち寄っていかれて、新作テレカを中心に売れていくのを眺めているのは、かなり嬉しい。ちなみに今日は社長自ら売り子をしてます(笑)。
 イベントの度に腰を痛めるので、次こそ引退したいと毎回おっしゃりますが、いやいや人手不足につき、これからも是非お願いいたします(笑)。
 常連さんも来てくださって、差し入れもいただいたけど、「何故(智天使)コンテストをやんないんですか〜」「告知が遅い」「サポートが遅い」などお説教もたんまりいただきました。ホントにすみませんすみませんです〜m(_ _)m

 でも、直接お会いできると、いろいろな意見も聞かせていただけますし、いろいろお話しできて、とっても楽しいですよ!

 そうこうしている間にステージミーティングの時間に。
 担当スタッフとゲスト様(岡本寛志さん 谷山紀章さん 井ノ上奈々さん 阿部玲子さん 根本智佳さん 金綱良美さん)全員が出展社控え室に集まって進行打ち合わせです。

 ここでしっかり意思疎通をしておかないと、本番でわたわたして大失敗してしまいます。だがしかし、サングラスがめちゃくちゃキマっている谷山さんはじめ、芸能人オーラバシバシのゲスト様を前にすっかり緊張。何言ってるかわからなくなりそうだったので、ふみさんに急遽バトンタッチ。

  固まりながらもしっかり進行説明をこなすふみさん。そして、ゲスト様も、マイクの受け渡しや立ち位置やイリハケなど、いろいろ細かい質問を投げてくださったり、すごく真剣にとりくんでくださっている。こりゃ失敗できないぞーーーー!
 しかし・・・・2週間前から用意していた進行台本に、土壇場で赤入りまくりで胃に激痛がorz
時間も大幅にオーバーしそうな予感がしたので、ブースに帰って読み合わせをしてみる。案の定この時点で3分程オーバーすること決定。すみませんすみません舞台監督さんm(_ _)m

 そして・・・・PM4時10分。予定よりちょっと準備が押したけど、いよいよ本番。
パレドゥレーヌブルーブラスター合同お披露目トーク&ライブ」の始まりです!
 私は舞台前&キュー出し担当ですよ。

  「パレドゥレーヌ」は、うち初の淑女向けゲームということもあり、特に女性のお客様の入りをものすごく心配していたんですが、ステージ前にスタンバって後ろを振り向くと、女性専用席にもスタンディングスペースにも、お客様がぎっちり!
いゃあ、早、涙出そう。いやいや、いかん。これからが本番だってば。

 総合司会の大野まりなさん(フォーリィでお馴染みの方ですね♪)達の誘導を受けて、ステージ上にふみさん登場。とたんに男性観客陣から「萌え萌え」コール。
 本番前あんなに緊張していたのに、まるで台本丸暗記しているがごとくすらすらしゃべり、ギャグまで飛ばす余裕ぶり。あんた何者だよ!
 そして、ゲスト様がステージに上がると、西館全体に響き渡るかと思うほどの黄色い歓声が!。モモーイのライブで慣れているとはいえ、女性客が加わると、ものすごいですね!!!

 客席の熱気がおさまらないうちに、ステージはゲストの皆様の自己紹介からゲーム紹介へ。
ブルーブラスター」は、主人公ミチルを演じられた井ノ上さんが、「パレドゥレーヌ」はふみさんが、それぞれゲームの説明をしてくださいました。
途中、井ノ上さんの「パレドゥレーヌでは、岡本さん谷山さん(が演じられているキャラ)とラブラブになれるんですか?」というナイスな質問に、

 岡本さん 「もちろんだよ!やっと俺の気持ちに気付いてくれたんだね」
 谷山さん 「姫がそう望むならば」


とこれまた熱ーいお返事。いやいやもうね。たまりませんよ。台本書いたの自分なんですけどね、素で「キャーーーッ」と叫んでました。

 ゲーム紹介の次は、アフレコ再現。最初は「パレ」から、アストラッドとイリヤの特訓風景の再現です。素直なアストラッドと、ちょっと偏屈だけど優しいイリヤの雰囲気がとってもGood!
 それにしても、男性声優さんはアドリブが上手とは聞いていましたが、いやはや、お二人とも飛ばす飛ばす。実際に舞台をご覧になられた皆様、1/3はアドリブですよ。

 おかげで3倍増で面白くなって感激しつつ、時間も相当押しているのは見ないことにして、ステージは「ブルブラ」アフレコ再現へ。
 前線近くの泉で水浴びをしている、阿部さん根本さん金綱さん扮する、パトリシア、シュディ、アヤカを探して、井ノ上さん扮するミチルがやってくるところからお話が始まります。
今日の為に用意したミチル男バージョンのコスチュームは、青と黄色のベスト、白いTシャツ、茶色のホットパンツ、その他小物で構成されているのですが、コレが出来上がってきた時の感想はただひとつ。

 「こげな細いの誰が着れるっつーんじゃい!」


そして今、舞台上には、そんな有り得ないブツを余裕で着こなしている井ノ上さんが。
もう同じヒト科の生き物とは思えません。
関西弁(あ、いや、パトリシア弁でしたね)で調子のいいパトリシア、冷静なシュディ、お茶目なアヤカもいい味だしてますーー。

 そして次はお待ちかね。ライブの時間です。
最初の曲は、パレドゥレーヌ主題歌「Rosa di Vittoria
マイクを握る岡本さんはやや緊張されている様子。ああ、すごく心配だけど、もうPAさんのところに走ってキュー出ししないと(汗)。がんばって!岡本さんーーーー。

 しかーし、そんな心配もなんのその。最後まで朗々と歌い上げられた岡本さんに感動。
歌の途中に挟み込まれた台詞にドッキリ。そしてそして、歌の後にファンの方から渡された赤い薔薇の花束があまりにも似合っていてもうメロメロ。
中国語では、「ファン」のことを「迷」と呼ぶそうだけど、ホント迷いそう。
これぞプリンスオブプリンスっ!(感涙) 
ん?アストラッドって、騎士だったね・・・。

 そ、そして、岡本さんの呼び込みで、阿部さん根本さん金綱さんのユニットが登場。ここで、ユニット名の発表がありました。その名も「BABY POP」!皆さん、憶えて帰ってね。もちろんブルーブラスター主題歌の「Love Drivin'」も初お披露目。
 ミニの衣装も振り付けも可愛いいけど、若干目のやりどころに困る。
しかし、昨夜初めて聞いた時から感じたけど、これは結構な電波ソング。サビが頭の中をぐるぐる廻ります。こんな経験は天罰!以来。イケルゾ!これは。

 最後に、もう一度ステージ上にゲスト様全員集合して、客席の皆様にお別れのご挨拶。
 あう、お名残おしい〜〜。でも、なんとか無事、いや予想以上に盛り上がった楽しいイベントに、皆様の歓声に感激しつつ、舞台裏へとむかった私でございました。
そうそう、舞台裏でゲストの皆様にサインをいただきましたよ♪

 雑誌や公式サイトのプレゼントにさせていただくと思いますので、楽しみにしていてくださいね〜〜〜!

 ゲスト様にご挨拶を済ませ、ブースにもどると、もうイベントもお開きのお時間。
 懸命に片付けをするスタッフを横目に、ユーザー様と楽しく会談(笑)
すみませんすみませんm(_ _)m

 そして、再度スタッフ揃って終わりのミーティング。お手伝いいただいた関係社様も合わせると、総勢15人近いじゃん!
それぞれ、感想や反省事項の報告などを行いました。

 本当に皆様、今日はお疲れさまでしたー。
そして、工画堂ブースにおいでいただいた皆様、ステージをご覧いただいた皆様、
本当にありがとうございましたm(_ _)m
また次の機会にも、是非宜しくお願いいたします。

以上。「フェールYOKOのどきどきドリパ考察」でした。(タイトル違うって!)

文責:フェールYOKO

©.KOGADO STUDIO,INC.